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在宅では、療養環境を整備することの意義は大きいといえます。居室だけでなく、近隣の環境も含めてアセスメントを行い、適切な環境を整えることで療養者のQOLの維持向上が図られます。
療養の場が変わることで看護の優先度も変わり、在宅では、自分らしい生活を送ることが最も大切にされます。そのため、看護師の考える最善の方法が、唯一無二ではないかもしれないことを知っておいていただきたいのです。
在宅看護で提供される看護内容は、療養者個々によって異なり、地域差もあります。その療養者にとって適切な看護とは何かを常に考えながら、学びを深めてほしいと思います。
香川大学医学部看護学科は、①生命の尊重を基本として、人間に対する高い倫理性と深い思考力をもった看護専門職者、②保健・医療・福祉の進展に柔軟に対応できる科学的判断力と専門技術を備えた看護専門職者、③幅広い視野をもち、地域保健医療や国際貢献の発展に寄与する看護専門職者を育成することを目指します。
高い倫理観を基盤として、看護学に関する高度な専門的知識と研究能力を備え、その社会的責任を自覚して国内外の広範な看護実践及び看護教育に携わる高度専門職者を育成します。
博士後期課程では、「健康創造看護学」という1分野をおき、看護学を主軸に医学、心理学、工学、経済学等の知見を融合することにより、既存の考え方にとどまらない新たな発想と価値観を見出せるよう教育を展開し、生命・生活・人生に生じる様々な健康に関するイノベーションを起こすことに寄与できる、高い倫理観・指導力をもつ看護実践者、教育・研究者を養成します。